樹脂原料着色だけでは得ることの出来ない外観の美しさと表面性質の改善を目的とした塗装で、メタリック等の高度な彩色を与えることが出来ます。又、プラスティックの原料だけでは持ち得ない耐薬品性、耐汚染性並びに耐候性の向上を図ることが出来ます。
硬化剤を使用しないで1種類の液体をスプレー等で塗装をし、その塗装した部材を60℃~70℃(素材による)程度の低い温度で乾燥させる塗装方法である。この塗装は樹脂塗装の当初から行われ、また作業性が良いことから家電・OA等に幅広く行われている。
主剤と硬化剤の2つの液体を混合し、その混合した液体を完全に硬化する前にスプレー等で塗装をし、その塗装をした部材を80℃(素材による)程度の低い温度の乾燥炉を通過させることにより有機溶剤が気化し硬化を行う。又、塗膜については1液性塗装と比べ高光沢感・質感・深みを出すことが出来るため、自動車関係の部材に幅広く行われている。
電子機器の筐体(パソコンのディスプレイの内側)で不要電磁波を反射又は吸収して外へ漏らさないために行う塗装。
酸化チタンの光触媒反応を利用して、塗膜に従来分解が困難な様々な有機化学物質、有害気相物質、カビ、細菌などを分解する機能を持たせる塗装。
環境浄化のための技術として注目されています。
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