粉体塗装は、1960年代ヨーロッパで開発されたのが始まりです。
その概要は、有機溶剤を含まない粉体塗料を使用し、被塗物に対し静電粉体塗装(吹き付け)方法により塗料を吹き付ける方法によるものです。
この塗装方法は、当初はガードレール等屋外製品等には広く採用されていたものの、塗装品質についても不十分であったようです。
但し、近年においては塗料品質が向上した事とともに環境負荷への考慮などから粉体塗装へのニーズを以前に比べ格段に増加しており、これからも増加することが予想される環境適合型塗装といえます。
粉体塗料は有機溶剤を含んでいないため有機溶剤による中毒が発生せず、水溶性塗料でないため廃水処理問題も発生しない。したがって粉体塗装は環境に優しい塗装方法であるといえます。
粉体塗装においては膜厚(40~200μm)が自在に得ることが出来ます。
製品の形状により塗装機の種類により溶剤系塗料に比べて優れた塗装能力を得ることが出来るため塗装効率を向上させることが出来ます。
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