電着塗装の由来

電着塗装の由来は、1960年代米国自動車会社のフォード社が採用したのが始まりです。

その概要は、上塗りで色をつける前にディッピング方式により下塗りとして塗料を付着させるという方法であり、この方法によると、異なった様々な形状物についても塗り漏れがなく、又、優れた防錆効果が得られるといった利点がありましたが、当時は塗料跡が残ったりしており、塗装技術としては下塗りの域を超えることが出来ない状態であったようです。

なぜカチオン電着なのか

電着塗装が行われ始めた当初、被塗物を陽極とするアニオン電着が主流でしたが、SANSHOが採用するカチオン電着は、より塗膜が強固に密着し、耐蝕性に優れています。

又、電着塗装は溶剤を排出しないため、環境保全に適合した時代の流れに即した塗装方法であるといえます。

SANSHOの電着(カチオン)塗装方法

SANSHOの採用するカチオン電着塗装とは、水溶性塗料中に金属製の被塗物を浸漬して被塗物をマイナス側とし電着槽内に設置した電極をプラス側として、この間に直流電流(100V〜300V)を流し帯電した被塗物に塗膜を析出させることにより、優れた塗膜を得る塗装システムです。

カチオン電着の特徴

  • 1
    被塗物の構造に関係なく塗膜を一定の厚さに保つことが出来る。
  • 2
    塗り漏れを防止することが出来る。
  • 3
    塗料損失が少ない。
  • 4
    VOCをほとんど使用しないため、いわば環境適応型塗装法である。
  • 5
    耐蝕性に優れている。

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